創エネによる削減事例Examples of reductions through energy creation
当社の兵庫県広畑工場では、2023年2月に三菱電機として初めてオンサイトPPA※1制度を導入しました。 いち早く導入に踏み切ったため、参考となるノウハウが限られていましたが、設備調達の難しさ、みなし低圧連系の制約などの課題を乗り越え、導入に成功しました。
オンサイトPPA制度を活用した太陽光発電で再生可能エネルギーを生成する創エネ施策は、初期導入後、現在でも設置可能面積を最大限に活用し、随時、導入の拡大に取り組んでいます。これらの創エネ施策により、カーボンクレジット※2による相殺を最小限に抑え、脱炭素社会の実現に貢献しています。
- *1)オンサイトPPA(Power Purchase Agreement)とは、電力販売契約という意味で、自社設備で発電されたエネルギーの自家消費と異なり、第三者モデルとも呼ばれています。企業が保有する施設の屋根や遊休地を事業者が借り、事業者が発電設備を設置し、発電した電気を企業側で使うことで、企業としては資産保有なく再生可能エネルギーを利用することができます。
- *2)カーボンクレジットとは、認証されたCO2排出削減・除去の取組みの成果を、CO2排出量を相殺できる価値として市場で取引される商品です。工場・オフィスから排出されるCO2を価値で相殺できる一方、工場・オフィスから一旦CO2が排出されたのちに相殺されると扱われることや、調達依存により企業のCO2排出量削減に向けた努力の欠如のリスクなどのデメリットもございます。
兵庫県広畑工場の太陽光パネル